臨床研究詳細

JBCRG-10TR

手術可能なHER2陽性乳がんに対するTrastuzumab+Cyclophosphamide+Docetaxelを含む術前化学療法のランダム化第II相比較試験(JBCRG-10)のトランスレーショナルリサーチ

状況
登録終了

目的
HER2陽性乳癌患者における術前化学療法におけるFEC療法→TCH療法、TCH療法→FEC療法、TCH療法のそれぞれに対する治療効果の予測を可能とする分子マーカーの同定と治療モニタリングのためのマーカーの同定

主目的:トラスツズマブを含む抗癌治療(FEC療法→TCH療法、TCH療法→FEC療法、TCH療法)に対する治療効果予測マーカーの同定

副次的目的: ADCC活性予測のための分子マーカーの探索、有害事象発生に関連する分子マーカーの同定、治療効果モニタリングのためのマーカーの同定、トラスツズマブを含む抗癌療法の作用メカニズムの解明

対象
1) “手術可能なHER2陽性乳がんに対するTrastuzumab+Cyclophosphamide +Docetaxelを含む術前化学療法のランダム化第II相比較試験”に参加する乳がん症例

2) 研究用に、腫瘍組織の一部と血液の提供が可能である

3) 本研究への参加に文書で同意している

評価項目
1) Basal-like マーカー
2) Capecitabine 代謝マーカー
3) 細胞増殖、細胞死に関する分子の発現
4) 細胞の浸潤性に関する分子の発現
5) 血管新生関連分子の発現
6) 幹細胞関連分子の発現
7) 循環血液中血管内皮細胞(CEC, CEP)の解析
8) 循環血液中サイトケラチン18とその分解産物の解析
9) 循環血液中血管新生関連蛋白の解析
10) その他(別途計画書・同意文書作成)

研究期間
2年間(2009年6月~2011年5月)+追跡3年間

研究代表者
戸井 雅和(京都大学大学院医学研究科)
増田 慎三(国立病院機構大阪医療センター、外科)
上野 貴之(京都大学医学部附属病院)

予定症例数
JBCRG-10に関するTR研究参加に同意いただいた乳がん症例

レジメン

研究資金
一般社団法人JBCRG

学会発表

論文発表

UMIN-ID
UMIN000002365

jRCT

備考

利益相反の開示

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